人の足の上に乗って寝るのが大好き。
乗せているときはあったかくて、小さな心臓の音が聞こえる。
その温度が、音が、こんなにも愛おしい日が来るとは。
実家の愛犬が
今、最後の命の灯火を
ゆっくりゆっくり、燃やしています。
ペットを飼うからには、
いつかこの時が来るのを分かっていたはずだけど、
正直動揺は隠せない。
気を紛らわせていないと涙が出てしまう。
帰宅すると、いの一番に走ってきてしっぽを振る。
人の食べ物がほしくて、「うるさい!」にもめげずにワンワン鳴く。
学生のときも、社会人になってからも、
辛くてこぼした涙顔をなめて慰めてくれた日々。
家を出て、毎日は会えなくなって…
いつの間に、こんなに歳をとっていたのか。
固形物が食べられないから、
注射器を使って液体物を飲み込ませる。
トイレができなくなったから、オムツをつける。
(まさか自分の将来の子どもより先に、この子のオムツを替えることになるとはね)
無理な延命はしない。
でも少しでも長く一緒にいたいから、
できることはする。
使える時間は一緒に使う。
そんな中迎えた今年のクリスマスでした。
本当は両親2人だけの予定だったところ、
急遽混ぜてもらった12/24ディナー。
(あいかわらず、実家の「イベントちゃんとやる感」は素晴らしい。)
(もしかしたら…来年のクリスマスにこの子はいないかもしれないから…)
口にはしないけど、家族は分かる。
写真もたくさん撮りました。
この時、BGMチャンネルからふと流れてきたのが、
I'll Be Home For Christmas。
「戦争で、本当は帰りたいけど帰れないクリスマスを歌ってるんだよね。
クリスマスには帰るよ、夢の中でって。」
状況は違うけど、今のこの子と重ねてしまう。
来年のクリスマスにも、会えるだろうか。
If only in my dreams(せめて夢の中でなら)
*
今日も会ってきました!
やっぱりこの先を考えると辛い。
でも後悔はしたくないから、私もサポート頑張る!
もう少しだけ、恩返しさせてね、サティ!!