I'll Be Home For Christmas

しみず しょうこ

2018年12月26日 22:42


人の足の上に乗って寝るのが大好き。
乗せているときはあったかくて、小さな心臓の音が聞こえる。

その温度が、音が、こんなにも愛おしい日が来るとは。


実家の愛犬が
今、最後の命の灯火を
ゆっくりゆっくり、燃やしています。

ペットを飼うからには、
いつかこの時が来るのを分かっていたはずだけど、
正直動揺は隠せない。
気を紛らわせていないと涙が出てしまう。

帰宅すると、いの一番に走ってきてしっぽを振る。
人の食べ物がほしくて、「うるさい!」にもめげずにワンワン鳴く。

学生のときも、社会人になってからも、
辛くてこぼした涙顔をなめて慰めてくれた日々。


家を出て、毎日は会えなくなって…


いつの間に、こんなに歳をとっていたのか。



固形物が食べられないから、
注射器を使って液体物を飲み込ませる。

トイレができなくなったから、オムツをつける。
(まさか自分の将来の子どもより先に、この子のオムツを替えることになるとはね)

無理な延命はしない。

でも少しでも長く一緒にいたいから、
できることはする。

使える時間は一緒に使う。


そんな中迎えた今年のクリスマスでした。


本当は両親2人だけの予定だったところ、
急遽混ぜてもらった12/24ディナー。
(あいかわらず、実家の「イベントちゃんとやる感」は素晴らしい。)


(もしかしたら…来年のクリスマスにこの子はいないかもしれないから…)
口にはしないけど、家族は分かる。
写真もたくさん撮りました。

この時、BGMチャンネルからふと流れてきたのが、
I'll Be Home For Christmas。

「戦争で、本当は帰りたいけど帰れないクリスマスを歌ってるんだよね。
クリスマスには帰るよ、夢の中でって。」


状況は違うけど、今のこの子と重ねてしまう。
来年のクリスマスにも、会えるだろうか。


If only in my dreams(せめて夢の中でなら)







今日も会ってきました!
やっぱりこの先を考えると辛い。
でも後悔はしたくないから、私もサポート頑張る!

もう少しだけ、恩返しさせてね、サティ!!

関連記事